文字サイズ 標準 特大
背景色 標準

迷ったらココ!津軽の定番スポット8選

観光スポットがもりだくさんの津軽エリア。見どころがあふれて目移りしてしまいますよね。
どこを目指せばいいか、迷っているならまずはココへ!という定番スポットをご紹介します。津軽旅のご参考にしてみてください。


弘前公園(弘前市)

桜と400年の歴史が織りなす古城の四季

弘前公園
弘前城
夏の弘前公園
弘前城菊と紅葉まつり
弘前城雪燈籠まつり

日本三大桜名所に数えられる弘前公園は、約48.9haの敷地に約2,600本のソメイヨシノが咲き誇り、藩政時代から引き継がれてきた貴重な文化財が多数存在する国指定史跡でもあります。
本丸には現存12天守の一つである弘前城が座し、公園内には内堀や外濠、城門といった城郭構造が今も残り、唯一無二の桜の園を形作っています。弘前城天守と3つの櫓、5つの門が国重要文化財に指定されています。
園内の桜は一つの房に4~5個(まれに7個も)の花芽が付くボリューム感が特徴で、弘前市が日本一の生産量を誇るりんごの剪定技術を参考にした独自の管理手法「弘前方式」により整えられています。一般的にソメイヨシノの寿命は60年といわれていますが、園内には樹齢100年を超える古木が400本以上あるのも管理技術の高さの裏付け。毎年、国内外から多くの見物客が訪れる「弘前さくらまつり」が開催される春以外にも見どころがあふれています。
夏は園内いっぱいに新緑が広がり、秋には桜紅葉や楓が絶景を織りなす「弘前城菊と紅葉まつり」、冬は古城をあたたかな光で包む「弘前城雪燈籠まつり」と、四季折々でお楽しみいただけます。

楽しめる季節:

所在地 弘前市下白銀町1
電話番号 0172-33-8739(弘前市公園緑地課)
アクセス JR「弘前駅」から徒歩約30分、車で約10分
URL 弘前観光コンベンション協会
弘前市

ついでに立ち寄ってみませんか?

藤田記念庭園

弘前公園(追手門口)から徒歩5分

藤田記念庭園

弘前市が市制施行100周年記念にあたり1991年に開園した日本庭園。元々は日本商工会議所初代会頭藤田謙一氏が邸宅を構えるにあたり、東京から庭師を招いてつくらせたもの。総面積は約21,800㎡(約6,600坪)と、東北地方有数の規模を誇る庭園です。園内は、高さ13mの崖地をはさんで、岩木山を望む借景式庭園の高台部と池泉回遊式庭園の低地部に分かれています。敷地内では和洋の建築群が一体となっている趣も楽しめます。

ツガルツナガル体験
藤田記念庭園 お抹茶点て体験

所在地 弘前市上白銀町8-1
電話番号 0172-37-5525
URL 弘前観光コンベンション協会

津軽藩ねぷた村

弘前公園(中央高校口)から徒歩3分

津軽藩ねぷた村

弘前ねぷたをはじめ津軽の文化・民工芸品・特産品がまるごとそろった観光施設。有料エリアでは高さ10mの大型ねぷたの下でのお囃子の実演や太鼓の演奏体験のほか、「津軽塗」「津軽こぎん刺し」「津軽焼」「津軽錦絵(ねぷた絵・津軽凧)」といった工芸品の製作風景の見学や製作体験ができます。津軽独特の大石武学流庭園「揚亀園」は国指定登録文化財の名園。かまど炊きのご飯と郷土料理が味わえる食事処、津軽一円の土産品がそろう売店も完備。

ツガルツナガル体験
縄文土偶土鈴等絵付け体験
金魚ねぷた絵付け体験
津軽三味線演奏体験

所在地 弘前市亀甲町61
電話番号 0172-39-1511
URL 津軽藩ねぷた村

太宰治記念館「斜陽館」(五所川原市)

文豪のルーツに触れる、ファンの聖地

太宰治記念館 斜陽館
斜陽館内部
冬の斜陽館
斜陽館 外観

文豪・太宰治の生家。津軽屈指の大地主であった太宰の父・津島源右衛門が明治40年(1907)、金融業の店舗を兼ねた住宅として建築しました。設計は津軽地域における西洋建築の名棟梁・堀江佐吉、大工棟梁は佐吉の四男・斎藤伊三郎。伝統的町家の形式を踏襲しつつ、創意に富んだ構成や洋風の意匠が導入されています。主屋は1階11室、2階8室で、蔵や庭園などを合わせて約680坪の宅地。周囲を高さ4メートルの赤煉瓦塀がめぐる豪邸で、太宰は13歳まで暮らしました。
戦後、津島家から他家に譲渡され、1950年に旅館「斜陽館」として開業。「斜陽館」は太宰晩年の名作「斜陽」と、襖にある詩文の「斜陽」にちなんで命名されたものです。
1996年に旧金木町が買い取り、当時の様子を復元して現在の太宰治記念館となりました。文庫蔵を改修した展示室では、太宰が着用していたマント、羽織袴や執筆した初版本、原稿、川端康成や兄文治への書簡、「走ラヌ名馬」の直筆原稿など約300点の資料が展示されています。旧津島家住宅として国指定重要文化財。

楽しめる季節:

所在地 五所川原市金木町朝日山412-1
電話番号 0173-53-2020
アクセス 津軽鉄道「金木駅」から徒歩7分
URL 五所川原市役所

ついでに立ち寄ってみませんか?

金木観光物産館「産直メロス」

太宰治記念館「斜陽館」すぐそば

金木観光物産館「産直メロス」

太宰治記念館「斜陽館」のはす向かいにある金木地域の中心地にある物産館。地元野菜や惣菜、馬肉、工芸品など金木地域の品を中心に、果肉から花、若葉、枝まで赤い希少りんご「赤~いりんご」の関連商品、十三湖産しじみ、市浦牛、十三湖沖の鮮魚など奥津軽の特産品を多彩に取り揃えています。施設内の「メロス食堂」では、昔懐かしい中華そばをさらに進化させた「昔中華」が味わえます。

所在地 五所川原市金木町朝日山195番地2
電話番号 0173-54-1155
アクセス 津軽鉄道「金木駅」から徒歩7分
URL 金木観光物産館「産直メロス」

津軽三味線会館

太宰治記念館「斜陽館」から徒歩2分

津軽三味線会館

斜陽館のある旧金木町は津軽三味線発祥の地でも知られます。元祖といわれる「神原の仁太坊」(本名秋元仁太郎・安政4年~昭和3年)が「叩き奏法」を編み出し、弟子の「嘉瀬の桃」こと黒川桃太郎や名手・白川軍八郎らによって津軽三味線の基礎が築かれました。津軽三味線会館では、そんな津軽三味線の歴史や民謡、郷土芸能を紹介する施設。多目的ホールでは毎日、津軽三味線のライブステージが催されており、毎年秋には手練れの奏者たちが技を競う津軽三味線全日本金木大会の会場としても使われています。

※12月~3月は冬季休業

ツガルツナガル体験
発祥の地で学ぶ津軽三味線体験

所在地 五所川原市金木町朝日山189-3
電話番号 0173-54-1616
URL NPO法人かなぎ元気倶楽部

高山稲荷神社(つがる市)

龍のごとき千本鳥居がうねるパワースポット

高山稲荷神社
冬の高山稲荷神社
高山稲荷神社
高山稲荷神社
冬の高山稲荷神社

まるで龍のようにうねり連なった「千本鳥居」が、異世界のような景観を作り出している高山稲荷神社。五穀豊穣、海上安全、商売繁盛の守り神として多くの人々の信仰を集める神社です。鎌倉から室町時代にかけて、周囲を治めていた豪族・安藤氏によって創建されたとされ、宇迦之御魂命うかのみたまのみこと佐田彦命さたひこのみこと大宮能売命おおみやめのみことを祭っています。
京都の「伏見稲荷大社」をはじめ、「千本鳥居」のある稲荷神社は他所にもありますが、庭園の池や石に沿ってうねるように連なった鳥居は高山稲荷神社ならではの景観。春は桜、夏には新緑、冬は雪景色の中に浮かび上がる朱色の鳥居の列はまさに絶景です。高台の展望所から見下ろすと、連なる鳥居がまるで龍のようにも見えます。鳥居が実際に何本あるか、数えながら散策するのも一興。展望所近くの神明社には全国の稲荷神社から集まった、お務めを果たし終えた無数の狛狐の像が鎮座。敷地内には11のお社があり、拝殿の近くからは日本海を望めます。
ご祈祷を受ける参拝者は参集殿で宿泊することもできます。

楽しめる季節:

所在地 つがる市牛潟町鷲野沢147-1
電話番号 0173-56-2015
アクセス JR「五所川原駅」から車で約30分
URL 高山稲荷神社

ついでに立ち寄ってみませんか?

ベンセ湿原

高山稲荷神社から車で15分

ベンセ湿原

津軽半島北部から秋田県境にかけての沿岸地域、岩木山及び湖沼などからなる津軽国定公園。その中でも代表的な湿原がベンセ湿原です。約23haに広がる、学術的に貴重な海岸低層湿原及び中間層湿原(苔状が幾層も重なってできた湿原)で日本自然百選に指定。ニッコウキスゲやノハナショウブの群生地としても知られ、5月下旬には咲き乱れるニッコウキスゲで一面が黄色に染まり、6月下旬ごろにはノハナショウブの紫に色変わりする光景が楽しめます。

所在地 つがる市木造館岡
電話番号 0173-42-2111
(つがる市経済部観光・ブランド戦略課)
URL つがる市

しきろ庵

高山稲荷神社から車で10分

しきろ庵

つがる市にある亀ヶ岡石器時代遺跡は「しゃこちゃん」の愛称で有名な遮光器土偶が出土された、世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する遺跡です。その名を冠した「津軽亀ヶ岡焼」を手掛ける陶芸家・一戸広臣さんの工房が「しきろ庵」。銅を含む赤い釉薬や亀ヶ岡の土器に見られる雲形の紋などを施し、太古のロマンに着想した作品を展示販売しています。コーヒーカップや茶碗、酒器、ほぼ原寸大の遮光器土偶の置物まで取り扱っており、個展も年2回開催しています。敷地内には竪穴式住居も!

ツガルツナガル体験
世界文化遺産・縄文遺跡の地で陶芸体験@しきろ庵

所在地 つがる市木造館岡上沢辺21
電話番号 0173-45-3452
URL 津軽亀ヶ岡焼 しきろ庵

白神山地

世界自然遺産、神住まう広大なブナ林

白神山地

青森県南西部と秋田県北西部にまたがる広大なブナ原生林を有する「白神山地」。総面積は約13万haにもおよび、貴重な動植物が分布する極めて価値の高い生態系を有する地域と認められたことから、1993年に日本初の世界自然遺産として登録されました。散策路が設けられた一部のエリアでは、その神秘的な大自然を気軽に楽しむことができます。頭上高く一面がブナの葉で覆われ、時折に木漏れ日が注ぐ山中。散策路は積み重なった落ち葉でふかふかとしており、歩み進むと豊かな植生が息づく様子が見て取れます。
白神山地の玄関口・西目屋村からは「アクアグリーンビレッジANMON」を拠点に三つの滝が掛かる「暗門の滝」への渓谷やブナ林道にアクセスできます。
ダム湖「津軽白神湖」では水陸両用バスによるツアーやカヌー体験などアクティビティも満載。深浦町の、白神山地西部に位置する十二湖エリアでは、コバルトブルーに輝く圧倒的な美しさをたたえた「青池」をはじめ33の湖沼巡りが楽しめます。

※白神山地周辺の道路・施設は冬季閉鎖あり


青池(深浦町)/白神山地

青池
青池
青池
青池
青池ソフト

白神山地西部に位置する十二湖エリアでは33の湖沼巡りが楽しめます。中でも必見スポットは、コバルトブルーに輝く神秘的な美しさをたたえた「青池」。水深5mほどの底には朽ちたブナの大木が横わたり、そのさまが見えるほど透明でありながら、インクを流し込んだような鮮やかな青さを放っています。青く見える原因は諸説あるものの未だに解明されていません。季節や時間帯によって池の色は変化し、6月が最も青く見えると言われています。森の物産館「キョロロ」から徒歩10分でアクセスできます。

※12/1~3/31は、ガイド付きプラン以外通行止め。

楽しめる季節:

森の物産館「キョロロ」

所在地 西津軽郡深浦町松神1-56
電話番号 0173-77-2781
アクセス JR「十二湖駅」からバスで15分
URL 森の物産館「キョロロ」

お出かけ前に立ち寄ってみませんか?

アオーネ白神十二湖

十二湖まで車で10分

アオーネ白神十二湖

白神山地十二湖の麓にある宿泊施設。広大な敷地の中に北欧産本格ログコテージからなる宿泊棟と集合客室棟の和室があり、レストラン、物産館、遊具広場が点在しています。夜は美味しいお食事ときれいな星空が堪能できます。十二湖まで車で10分の好アクセスで、気軽に十二湖観光やトレッキングを楽しめます。

※冬季通行止め期間も十二湖に行けるガイド付きプランあり。施設へ直接お問合せください。

所在地 西津軽郡深浦町大字松神字下浜松14
電話番号 0173-77-3311
アクセス 青森空港から車で約2時間30分、JR「十二湖駅」からの無料送迎バスあり(要予約)
URL アオーネ白神十二湖

暗門の滝(西目屋村)/白神山地

暗門の滝
水陸両用バス
暗門の滝
暗門の滝
白神山地

白神山地の玄関口・西目屋村からは「アクアグリーンビレッジANMON」を拠点に「暗門の滝」への渓谷やブナ林道にアクセスできます。暗門の滝は岩木川の支流・暗門川に掛かる3段からなる滝で、上流から順に第1の滝(落差42m)、第2の滝(落差37m)、第3の滝(落差26m)が点在。滝周辺は険しい岩壁に囲まれ、ブナや松などの古樹が生い茂っています。

※通行には通行届の提出が必須。落石の恐れがあるためヘルメットを着用すること。
※冬季閉鎖。開通時期は降雪状況により異なるので公式サイトからご確認ください。

楽しめる季節:

ツガルツナガル体験
白神アドベンチャーツアー

アクアグリーンビレッジ ANMON

所在地 中津軽郡西目屋村川原平大川添417-417
電話番号 0172-85-3021
アクセス JR「弘前駅」から車で約50分
URL アクアグリーンビレッジ ANMON

お出かけ前に立ち寄ってみませんか?

道の駅津軽白神 ビーチにしめや

白神山地(アクアグリーンビレッジ ANMON)まで車で35分

道の駅津軽白神 ビーチにしめや

西目屋村の中心部に位置する観光拠点。産直施設としてオープンし、2017年に観光情報施設を新設し、青森県内28番目の道の駅として登録された施設です。ダム湖「津軽白神湖」へ向かう水陸両用バスによるツアーの窓口を兼ねた観光案内所や、白神の自然を生かした「白神そば」や村伝統の「目屋豆腐」などの工房、ダムカレーやジビエメニューを取り扱うフードコートなどが設けられています。白神山地の天然水で淹れた焙煎炭焼きコーヒーや、村で採取したはちみつも人気。

所在地 中津軽郡西目屋村大字田代字神田219-1
電話番号 0172-85-2855
URL 道の駅「津軽白神」ビーチにしめや

田んぼアート(田舎館村)

稲文化の里に描く「食べれる」芸術

鶴の舞橋
冬の田んぼアート
田んぼアート
冬の田んぼアート
石のアート

田んぼをキャンバスに見立て、色の異なる稲を絵の具代わりに巨大な絵を描く「田んぼアート」。
発祥の地である田舎館村では1993年の取り組み開始以来、たゆまぬ進化を続け、その緻密さと芸術性の高さは元祖の名に恥じないものとなっています。弥生時代から2000年以上にわたって米作りの歴史がある田舎館村。かつて作付けされていた古代米の稲の葉が紫や黄であることに着想して田んぼアートが始まりました。展望台から見た際に美しく見えるよう遠近法を取り入れたり、扱う稲の種類を増やしたりするなど、工夫を凝らして年々、出来栄えを上げています。現在使われている稲は7種類。稲の成長と共に色が変化し、絵柄の見え方が季節とともに移り変わるさまも田んぼアートの魅力です。
田舎館村役場庁舎・展望デッキから眺める第1会場、道の駅いなかだて弥生の里展望所から眺める第2会場があり、第2会場ではさまざまな色の石を敷き詰めてつくる「石のアート」、冬季は雪を踏み固めて模様を作るスノーアートを展示する「冬の田んぼアート」も開催されています。

楽しめる季節:

田んぼアート第1会場
(田舎館村役場庁舎)

所在地 南津軽郡田舎館村大字田舎舘字中辻123-1
電話番号 0172-58-2111(田舎館村企画観光課商工観光係)
アクセス 弘南鉄道弘南線「田舎館駅」から徒歩約30分、JR「川部駅」からタクシーで約10分
URL 田舎館村役場

田んぼアート第2会場
(道の駅いなかだて弥生の里 展望所)

所在地 青森県南津軽郡田舎館村高樋八幡10-10
電話番号 0172-58-4411
アクセス 弘南鉄道弘南線「田んぼアート駅」から徒歩1分、東北自動車道黒石ICから車で10分
URL 道の駅いなかだて 弥生の里

ついでに立ち寄ってみませんか?

道の駅いなかだて 弥生の里

田んぼアート第2会場すぐそば

道の駅いなかだて 弥生の里

7.5haの広大な敷地に、産地直売センター、レストラン、遊具施設、パターゴルフ場、動物とのふれあいができる公園などを兼ね備えた道の駅。大人も子供も一日を通じてゆったり、くつろぎ、遊べる施設となっています。6月~9月には展望所からの田んぼアート、2月ごろには冬の田んぼアート(スノーアート)が楽しめるほか、4月~11月はフリーマーケットも開催。田舎館村の特産品やお土産も充実しており、生産者が直接販売する産直会も定期的に開かれています。

所在地 南津軽郡田舎館村高樋八幡10-10
電話番号 0172-58-4411
アクセス 弘南鉄道弘南線「田んぼアート駅」から徒歩5分
URL 道の駅いなかだて 弥生の里

田さ恋むら

田舎館村役場から車で3分

田さ恋むら

「田さ恋いむら」は田舎館村の産地直売所とカフェ、食堂が複合した施設。田舎館村で生産がさかんないちごなど、旬のフルーツをふんだんに使ったスイーツメニューが人気です。ソフトクリームはその時期の食べごろ果実がごろんとトッピングされた季節限定や、村特産のトマトを使ったオリジナルソフトクリームがおすすめ品。食堂での提供メニューも地元産の素材にこだわった品々が並び、中でも看板メニューとなっているのはトマトを使ったトマトラーメン。産地直売所では田舎館村産品を中心に津軽各所の味覚がずらりと並びます。

所在地 南津軽郡田舎館村大字田舎館字東田160-1
電話番号 0172-88-7020
URL 田さ恋いむら | 青森県田舎館村の産地直売所&Cafe食堂

鶴の舞橋(鶴田町)

鶴のような優美さ、津軽の四季に溶け込む木橋

鶴の舞橋
朝の鶴の舞橋
夕陽と鶴の舞橋
星空と鶴の舞橋

町名に冠する鶴が羽を広げたような、優美な姿の「鶴の舞橋」は日本一長い(全長300m)木造の三連太鼓橋。津軽富士・岩木山を湖面に映す津軽富士見湖に架けられており、町のシンボルとして多くの人に愛されています。
総ヒバ造り、日本の伝統的な木造建築技術を駆使して1994年に完成。建造に使われたのは青森県産の1等材である「3000本」の丸太と「3000枚」の板材、さらに橋脚の直径が「30」cm、幅「3」m、全長「300」mの「三連」太鼓橋と、縁起の良い数字の「3」づくしの橋であることからパワースポットとしても人気を集めています。「長い木(=長生き)」の橋のごろ合わせもあって、健康長寿の願掛けとして橋を渡りにくる人も少なくありません。
岩木山を背景に、春は桜、秋には紅葉と、津軽の四季と一体になり、日中から日没時、夜間、日の出と時間の移り変わりによっても異なった表情を見せることから被写体としても人気。野鳥をはじめ、津軽富士見湖の豊かな動植物も鑑賞できるとあって、季節を問わず多くのカメラマンが訪れます。

楽しめる季節:

所在地 北津軽郡鶴田町廻堰大沢81-150
電話番号 0173-22-2111(鶴田町役場 商工観光課)
アクセス JR「陸奥鶴田駅」から車で約10分
URL メデタイ・ツルタ 青森県鶴田町観光情報サイト

ついでに立ち寄ってみませんか?

つがるワイナリー

鶴の舞橋から車で15分

つがるワイナリー

鶴田町はスチューベンという品種のぶどうの生産量が日本一。この品種はニューヨークが原産で、鶴田町は同緯度に位置します。つがるワイナリーでは、そんなスチューベンを使い、りんご、桃、甘酒、シェリー樽、縄文酵母などを掛け合わせた「クラフトワイン」の醸造に取り組んでいます。スチューベンは糖度20度以上の甘い品種ですが、それが複雑な味わいのワインに変化するまでの流れを学べる見学ツアーも開催しています。ツアーにはワイン飲み比べとおすすめワインのお土産付き。

ツガルツナガル体験
つがるワイナリー見学ツアー

所在地 北津軽郡鶴田町鶴田小泉335-1
電話番号 0173-23-5703
URL つがるワイナリー

道の駅つるた 鶴の里あるじゃ

鶴の舞橋から車で15分

道の駅つるた 鶴の里あるじゃ

鶴田町特産のスチューベンを使った加工品を多彩に取り扱っている道の駅。ワインのほか、ジュース、ゼリー、ケーキ、どら焼き、ようかんといった和洋のスイーツが目白押しで、中でも「スチューベン大福」はお土産品としても人気です。「あるじゃ」の名物になっているのが、鶴田特産の小麦や大豆を使用した「ジャンボシリーズ」。通常の3~5倍の大きさでこしらえた「びっくりパン」やバケツ入りの豆腐や豆乳プリンなど、インパクト抜群の品々が並ぶ売り場は壮観です。

所在地 北津軽郡鶴田町大字境字里見176-1
電話番号 0173-22-5656
URL 道の駅つるた 鶴の里あるじゃ

宮越家・詩夢庵/静川園(中泊町)

大正浪漫が息づく美の玉手箱

宮越家 詩夢庵
宮越家風俗山水図
宮越家風俗山水図
宮越家花鳥図
宮越家竹図

津軽地方屈指の大地主の旧家である宮越家。敷地内の離れ「詩夢庵」と庭園「静川園せいせんえん」は9代当主・宮越正治が大正9年(1920)、夫人イハのために設計・建設したものです。
「詩夢庵」は贅を凝らした建具や調度にあふれ、一級の美術品が安置されています。中でも目を引くのが3か所の窓に配されたステンドグラスの装飾。日本におけるステンドグラス職人の先駆け・小川三知おがわさんちが手掛けたもので、当時のガラス技術の粋を凝らしつつ和の意匠を巧みに織り込んだ作品群は三知の最高傑作と評されています。また、春夏の花鳥風月が描かれた襖絵「花鳥図」は、イギリス・大英博物館所蔵の狩野派による襖絵「秋冬花鳥図」と対になった作品であることが2024年に確認されています。
「詩夢庵」を囲むように配された「静川園」は、大石武学流庭園、枯山水庭園、池泉庭園の3種類の庭園で構成される複合庭園。京都東山の国名勝「白沙村荘」の影響が随所にうかがわれ、大正15年(1926)には逓信大臣・安達謙蔵も訪問した名園です。

※春、秋に一般公開(私有宅のため公開期間中以外は見学不可)

楽しめる季節:

所在地 北津軽郡中泊町大字中里字紅葉坂210
電話番号 0173-57-9030(中泊町文化観光交流協会)
アクセス シャトルバス乗り場
津軽中里駅:津軽鉄道「五所川原駅」より津軽鉄道で約40分、車で約30分
中泊町農村活性化施設:津軽鉄道「中里駅」より車で約5分、徒歩約30分
中泊町総合文化センターパルナス:津軽鉄道「津軽中里駅」より車で約3分、徒歩約10分
URL 中泊町 宮越家離れ/庭園

ついでに立ち寄ってみませんか?

中泊町特産物直売所ピュア

津軽中里駅から車で7分

中泊町特産物直売所ピュア

地元農家による新鮮な地場産品を販売しており、中泊町が青森一の水揚げ量を誇る高級魚「津軽海峡メバル」関連商品や、宮越家にちなんだアイテムを数多くそろえております。直売所では、野菜や花、地元の特産のトマト、ブルーベリー、ハトムギ商品、手づくりパンやお惣菜などを販売。施設内のレストランでは、ご当地グルメ「中泊メバルの刺身と煮付け膳」をはじめ、中泊トマト海鮮ラーメン、ブルーベリーソフトなどが味わえます。

所在地 北津軽郡中泊町大字八幡字日向334
電話番号 0173-57-5053
URL 中泊町文化観光交流協会

津軽伝統金多豆蔵人形劇場

津軽中里駅に併設

津軽伝統金多豆蔵人形劇場

津軽中里駅駅舎内「駅ナカにぎわい空間」は毎月第1土曜日、全編津軽弁の人形劇「金多豆蔵(きんたまめじょ)」が観劇できます。酒飲みで失敗ばかりの「金多」と、おっちょこちょいの「豆蔵」がユーモラスで風刺のきいた掛け合いを展開。人形の頭の部分を人差し指で、腕部分を親指と中指で操り、1人で2体の人形を演じる手法は明治40年(1907)の創作から相伝されてきたものです。併設の「駅ナカチャンコ食堂」では昔ながらのカツ丼や中華そばが人気。

ツガルツナガル体験
津軽伝統 金多豆蔵人形劇場

所在地 中泊町大字中里字亀山225-1
電話番号 0173-58-3573
(金多豆蔵人形一座主宰・木村巌さん)
URL 中泊町文化観光交流協会 駅ナカにぎわい空間