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藤崎八幡宮

藤崎八幡宮は、1092年(寛治6年)に藤崎城が完成した際、領内の鎮守として創設されたと伝えられています。
鹿嶋神社と並んで藤崎を代表する大きな神社として人々から崇敬を集め、戦争が進められた時代にはその祈願祭などが盛んに行われるなど、地域の人たちのよりどころとなりました。祀られているのは「品陀別命」(ほんだわけのみこと・第15代応神皇)で、ほかに淡島宮や天満宮などの社もあります。社殿は藤崎城の土塁の斜面にあり、土塁上には1340年(暦応3年)の板碑(近くの稱名寺の境内から出土したといわれる)、1881 年(明治14 年)に建てられた「安東氏顛末記」、庚申塔、二十三夜塔などがあります。

社殿のある長い土塁とその下の堀跡は、その昔、藤崎城を拠点に活躍した安東氏と藤崎城の壮大さを現在に伝える貴重な遺構となっています。境内にある「藤崎城土塁の跡」「安東氏発祥の地の碑」は歴史を語る大切な存在です。

住所 藤崎町大字藤崎字四本松69
アクセス JR五能線「藤崎駅」より徒歩10分
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