黒石ねぷたまつり

黒石ねぷたまつりは、これまで50台以上もの運行台数を誇ります。扇ねぷた・人形ねぷたが出陣し、笛・太鼓・鉦（かね）のはやしに、大人・子どもの「ヤーレヤーレヤー」の掛け声も勇ましく、街は熱気であふれ、ねぷた一色に彩られます。（青森県無形民俗文化財）

黒石ねぷたの特徴は古くから人形ねぷたと扇ねぷたの両方が共存してきたことです。人形ねぷたの作り方には黒石独特のものがあります。その１つはねぷたを乗せる台が3段ないし４段と積み重ね、その上に高欄があることです。もう１つは見おくり絵で、題材は表面の武者人形に対して美人画を描きます。表面の絢爛豪華に対し徹底して物寂しさを追求することで、観客はこの見おくり絵に魅せられることでしょう。