重要無形民俗文化財 お山参詣
お山参詣のあらまし国の重要無形民俗文化財(昭和59年1月)津軽地方の人々にとって「岩木山」はかけがえのないシンボルであり、古くから「お岩木山」とか「お岩木様」と慣れ親しまれてきました。 旧暦の8月1日には、「五穀豊穣」「家内安全」を祈願して、この「お岩木様」に集団登拝する行事が「お山参詣」・「ヤマカゲ」といわれている行事です。この行事がいつ頃から始まったかは定かではありません。一説によると鎌倉時代の初期といわれていますが、現在のように形式化したのは江戸時代中期(1719年)約289年前。その当時は、8月1日だけは一般の人々は山に入ることが出来ず、藩主のみが登拝するものでした。 明治に入ってから、一般の人たちによるお山参詣がメインになったといわれています。お山参詣の日程お山参詣は、向山、宵山、朔日山と3日間行われます。
1. 初日向山(むかいやま)と呼ばれる初日、岩木山神社では、訪れた多くの人たちが参道を上ってお参りします。
2. 二日目翌日の「宵山(よいやま)」では、大勢の参拝者が黄金色の御幣や色あざやかな幟(のぼり)を掲げ練り歩きます。白装束に身を包んだ参拝者たちは、登山囃子が響く中「サイギ、サイギ」の掛け声を響かせ、岩木山神社を目指します。
3. 最終日最終日の3日目は、旧暦8月1日の「朔日山(ついたちやま)」。参拝者は岩木山の山頂を目指して未明に出発します。懐中電灯などの明かりを頼りに岩場を登り、山頂付近でご来光に向かって手を合わせます。
施設名 | 岩木山 |
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お問い合わせ先 | 岩木山観光協会 |
電話番号 | 0172-83-3000 |
メールアドレス | 1625@iwakisan.com |